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 SITE MASTER : 翠川 稜 さま

 STORY :

荻島秀晴(ヒデ)と藤吉透子(トーキチ)は下町のリトルリーグのバッテリー。
ヒデにはトーキチは憧れのピッチャーで初恋の相手
トーキチもまたヒデが初恋の相手なのだが……。

――作者さま作品紹介文より


 作品のご紹介&感想


オンノベ恋愛作品のファンの方の中でも特に、幼馴染系の作品がお好きな方は多いかと存じます。かくいう私メも、もちろん大好きでありまして、しかも、それ系の作品については、ちょっとウルサイことも、周知の通りでございます。さて、そんな私メがつい最近出会った、幼馴染系のビンゴ作品であります!

実は、さる某巨大掲示板にて話題になった作品のまとめサイトにて、こちらの作品を見つけました。いやぁ~、頼まれたわけでもないのに、他の方に思わず薦めたくなる作品というのは、やはり、違いますねえ。はい、納得のおもしろさでございました!

幼馴染モノといえば、やはり、幼い頃より傍に暮らし、離れることなく共に成長してきた二人…という設定が定石ですが、もちろん、それ捨て難いのですが、本編のように、一度離別した後の再会モノもまた、捨て難くおもしろいです!

私的には、離別以前の、2人を描いた物語の前半が最高におもしろいと思いました。彼ら2人は、リトルリーガー。しかも、ヒロインは、女だてらに、(おっと、この言葉はもう死語かも)チームのエースピッチャーでありまして、ヒーローは、彼女の女房役のキャッチャーなわけです。気性も技量もオトコマエのこのヒロインのかわいくも格好いいこと、もう最高でした。こんな少女が身近にいたら、ウブな少年たちは皆、恋という意味も知らないままに彼女に恋をしてしまうに違いない…と、これまた納得です。その頃彼らは小学校6年生ですが、大人の私が読んでも、充分に読み応えのある内容でした。

そろそろ異性に興味を持ち出す年齢とはいえ、まだまだ色めいた気配には程遠い2人。彼らは、それこそ、純粋に、無邪気に、野球を通じて、かえがえのない友情を育んでいきます。丁寧に描かれたそれらのかけがえのない、珠玉ともいうべき日々あったればこそ、2人にとってお互いが、その後の別離にも関わらず、忘れ難くも慕わしい存在であり続けたのであろうと、これまた納得です。ですよねえ、ただ傍に長くいただけで心が結びつく、相手に恋するという設定は短略的すぎていただけません。親密な環境がその関係の母体とはなっても、それだけではない、かけがえのない何か、ウルトラストロング?プラスアルファが芽生え、育まれてこその幼馴染モノのおもしろさなわけですから。それをここまで読み手に納得させてしまう説得力というか、ストーリーメーキングの妙というか、ともかく脱帽でありました。

この潔いヒロインは中学への進学を期に野球をやめるわけですが、彼女の意志を継ぐ形で、ヒーローは野球の道を歩んでいくことになります。ひょんなことから高校で再会した二人は、またしても野球を通じて、その距離縮めてゆくのですが、このあたりのほのぼの感とか、じれじれ感もまたヨカッタです。

丁寧で簡潔でわかりやすく読みやすい文章も秀逸。野球にはさほど詳しくない私メでありますが、作中、何度も描かれた試合のシーンなど、とても臨場感があっておもしろかったです。そして、この主役の2人のやりとりは、バッテリーを組んでいるシーンが、ラブシーン以上に、一番しっくりと、そしてまた2人の絆を感じさせ、トキメイテ?しまいました。恋愛小説という範疇に留まらず、青春小説としても楽しませていただいた作品です。


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